秋田近代史研究会

秋田県の近現代史を考える歴史研究団体です。

2020年総会・秋季研究会のお知らせ

2020/総会・秋季研究会のお知らせ

◇日 時:11月7日(土)10:00~16:00
◇会 場:横手市公文書館

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横手市公文書館


(旧鳳中学校)(玄関は大鳥公園側です)

横手市新坂町2番74号 ☎ 0182-23-9010
総 会・研 究 会 日 程

10:00~12:00 開会、総会、情報交換


12:00~13:00 昼食・休憩


12:30 一般参加者受付


13:00~14:00 報告1 工藤一紘
蟹工船遭難事件の史的分析ージャーナリズム論としての『豊国丸遭難事故』」
概要北洋漁業勃興期の遭難事故として大正15年の「秩父丸遭難事件」が知られる。376人中181人死亡という大きな海難事件で、岩手県犠牲者34名は東北六県犠牲者の半分を占めたが、岩手日報の先駆的な報道事蹟は注目される。3年後、秋田人が多数関係した蟹工船遭難の「豊国丸事件」(昭和4年)があった。漁夫合計270名中107名の死亡者、県人犠牲者38人の大遭難事件で、県人犠牲者のうち論者の古里(河辺郡大正寺村・現秋田市雄和)に4人の犠牲者(内1人生還)がいた。
京都府立総合資料館文献課所蔵の「秩父丸遭難事故報告書」(1926年刊)や「岩手日報」、「秋田魁新報」の報道記事を通じて、ジャーナリズム論としての「豊国丸遭難事故」を分析する。

 

14:00~14:20 質疑応答


14:30~15:30 報告2 長沼宗次

「歩兵第17連隊の最後」

概要
自著『秋田の軍隊』の執筆当初から持っていた問題意識、すなわち、1戦後75年「令和の時代」なのに何故「17連隊の最後」を発表したのか、2「戦争を知らない世代」に向けて「戦争の真実」をどう訴えて行くのか、3「歴史の真実を知ること」と「歴史研究者の責務」に関する若干の考察、この3点を論議の柱にしたいと考える。具体的な事例はその都度、論議のなかで提起したい。
「戦記もの」を取り扱った「私の体験」から、「戦争の経過を客観視しながら、いつも人間を見る立場を忘れない」を「座右の銘」として報告に臨みたい。


15:30~15:50 質疑応答


16:00 閉会


16:05 横手市公文書館見学

 

新型コロナウィルス感染予防のため、参加者はマスク等の着用をお願いします。
午後の研究会は一般の方々にも参加を呼びかけています。多数の皆さまの参加をお待ちしています。
会員の方は資料代として参加費500円をお願いします(一般参加者は無料です)。

 

※この度、日本歴史学協会による「菅首相による日本学術会議会員の任命拒否に強く抗議する(声明)」に賛同いたしました。

 

※秋田近代史研究会は会員を募集しております

年2回(春季・秋季)の研究会、また郡役所勉強会への参加ができます。当会活動の報告や催しその他の情報を掲載した会報を年数回送付、会員の投稿論文集である会誌『秋田近代史研究』を年1回お届けします。

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